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INFORMATION
2024年06月14日
お世話になっております。本年(2024年)10月より開始されるいわゆるOBD検査へ対応する為、整備工場様におかれては、検査用スキャンツールの選定に苦慮されていることと思います。
この度、当社では株式会社デンソー様の※検査用スキャンツール「DN-DST-010-A」、検査用スキャンツール型式試験番号「JASEA—KS-4」の取り扱いを開始しました。
初回使用開始時は、上記リンク先ホームページの「ダウンロード」タブより、「セットアップマニュアル」をご確認いただき、ソフトウェアインストールが必要になります。インストールを行ったソフトウェア、アプリケーション「ToolBox」を介して、車両とパソコンとの通信を行う事ができます。
※株式会社デンソー様のWebサイトへリンクします
※パソコンは付帯されておりません。OBD検査対応に必要なスペックを搭載しているパソコンが別途必要となります。
目次
パソコンとの接続方式が無線か有線に分かれますが、この製品は無線(Bluetooth、Wi-Fi)と有線(USB)どちらでも接続することができます。安定の通信を求めるなら有線接続、ケーブルの煩わしさを回避するなら、※無線接続が可能です。
※無線接続では、専用のアプリケーションを用いて通信方式の設定が必要になります。
DoIP(Diagnostics over IP)により、車両診断がイーサネットを介して行われ、高速なデータ通信が可能になります。クルマの高機能化は「CASE」という概念により加速され、車載ネットワークは大きな変化を迫られています。その変化には、通信データ量の増大、集中処理への移行、動的な構成への変化が含まれます。イーサネットは、大量のデータを高速で、必要な相手にだけ届ける役割を担います。この新しい通信規格にも対応をしている認定機器になります。
OBD検査に対応する事だけに限ってしまえば、検査専用モデルのスキャンツールは使い勝手が良いかもしれません。整備と検査兼用の物は、J2534パススルーモードへの切り替えが必要な場合があったり、整備用として使用しているときには、検査を行う事ができないなど物理的な問題も。
OBD検査を行う、「特定DTC照会アプリ」などのインストール以外にも、OBD検査システム(利用管理者システム、OBD検査結果参照システム)などは、OBD検査ポータルより、「整備事業者の方」タブより進んで行きます。使い慣れたパソコンを用いて、OBD検査を実施することができ、車両の入力を行う際に使用するデバイス(QRコードリーダー、ICタグリーダー)の接続にもパソコンは機種によりますが、USBポートが豊富であるので、困ることがありません。
検査用スキャンツールは、インターネットを接続して行うので、たとえばタブレット型でWindowsアップデートが始まってしまった、何かしらの原因でWi-Fi接続ができなくなってしまったなど、思わぬ事態が発生する場合も。2台体制とすることで、片方が通信不能になった場合でも、もう片方でOBD検査を実施することができます。
所属されている自動車整備振興会様、また管轄の運輸支局へ確認して、完成検査機器としての届け出をお願い致します。
OBD検査に関する情報収集の基本はこちら↑
※OBD検査ポータルWebサイトへリンクします
検査用スキャンツール型式一覧表確認はコチラ↑
※日本自動車機械工具協会Webサイトへリンクします
OBD検査に関する情報を広く公開していくとともに、関係者が互いに連携して習熟を重ね、準備をさらに促進していくことを目的として設置された準備会合の最新動向はこちら↑
※国土交通省Webサイトへリンクします
4.車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方検討会
自動運転技術等に用いられる電子装置に対応した新たな自動車検査手法の導入に向けて検討され、車載式故障診断装置を活用した検査手法の導入に向けて、制度面・技術面の詳細について議論を重ね、今後の方向性についてまとめられた報告書等はこちら↑
※国土交通省Webサイトへリンクします